安定したインターネット接続がない現場向けのローカルエネルギー記録

IAMMETER-Docker によるオフラインエネルギーデータロガー

一部のモニタリングプロジェクトでは、フルクラウド構成は必要ありません。必要なのは、エネルギー データをローカルで収集し、後で CSV ファイルとして持ち出せる、シンプルで信頼性の高い方法です。IAMMETER-Docker のデータロガーモードは、まさにそのようなケースのために作られています。

IAMMETER Wi-Fi メーター 1 台と Docker 対応ルーター 1 台があれば、完全にオフラインでエネルギー データを記録し、保存した CSV ファイルをブラウザで閲覧したり、インターネット接続のない現場では USB ドライブで書き出したりできます。

必要に応じて、IAMMETER-Docker をメーターのデータを IAMMETER-Cloud に転送するローカルブリッジとして使うこともできるため、同じ構成でローカル保存とクラウド閲覧の両方に対応できます。

オフライン
記録にクラウド依存なし
CSV
シンプルなローカル保存と書き出し
ルーター
FriendlyWrt、iStoreOS などのプラットフォーム
データロガーモードの概要
ローカル限定のシンプルなエネルギー記録経路
オフライン対応
データ送信元
IAMMETER メーター
単相または三相の Wi-Fi 計量
保存先
ローカルルーター
IAMMETER-Docker が CSV ファイルをローカルに保存
ステップ 1
メーターが Wi-Fi で送信
ステップ 2
Docker がローカルに記録
ステップ 3
CSV のダウンロードまたは書き出し
一般的なローカル接続先: http://{router-ip}:5050/datalogger
オフラインのエネルギー記録用に保存された CSV ファイルを表示する IAMMETER-Docker データロガーのローカル Web インターフェース
保存された CSV レコードの閲覧と書き出しに使うローカルデータロガーのインターフェース。
活用シーン

このソリューションが最適な場面

データロガーモードは、まず高度なダッシュボードを提供するためのものではありません。接続が制限されていたり、不安定だったり、高コストだったり、そもそも利用できない場所で、信頼できるエネルギー記録を維持するためのものです。

遠隔地の太陽光発電サイト

クラウドへのアクセスが常に可能とは限らない小規模 PV システムで、発電量と消費量のデータを収集します。

オフグリッドのキャビン

モバイルデータや固定回線に依存せずに、キャビン、農村部の住宅、バックアップシステムの電力量を記録します。

一時的なプロジェクト

迅速なセットアップが求められる短期の調査、現場試験、仮設設備向けに、シンプルなロガーを導入します。

おすすめ

インターネットのない工場

監視ポイントが公衆ネットワークから隔離されている場合でも、エネルギー記録を現場に保存して後で確認できます。

オフライン記録の理由

フルクラウド監視ではなくローカルデータロガーが必要な理由

実際の導入現場の多くでは、問題となるのは最も高度な監視システムをどう構築するかではありません。データをどう確実に保存し続けるかが問題です。サイトの要件が収集・保存・後日の書き出しだけであれば、ローカルデータロガーが最適な答えになることがよくあります。

安定したインターネットがない環境

サイトが遠隔地にある、厳しいネットワーク制約の下にある、断続的にしか接続できない、といった状況です。

導入の手間が少ない

フル PC やクラウドのワークフローではなく、コンパクトなルーター型ロガーを求めるユーザーもいます。

簡単なデータ書き出し

CSV ファイルがあれば、レポート作成、技術解析、他のシステムへの後日のインポートに十分です。

ローカル管理を希望する場合

監視データを外部へ転送せず、ローカルネットワーク内に保持したいユーザーもいます。

ローカル優先でも、クラウド利用が不可能というわけではありません

IAMMETER-Docker はローカル記録システムとして使えるだけでなく、オプションでデータを IAMMETER-Cloud に転送することもできます。これは、現場でローカルに CSV を保持しながら、リモートダッシュボードやアプリからのアクセス、集中管理による履歴確認の選択肢も残しておきたいユーザーに役立ちます。

仕組み

オフライン記録のワークフローはシンプル

IAMMETER-Docker のデータロガーモードは、小さなローカルネットワークを実用的なエネルギー記録システムに変えます。メーターが測定値をルーターに送信し、ルーターが後からアクセスできるローカル CSV データとして保存します。

1
Docker 対応ルーターを準備する
この構成では OpenWRT ベースの FriendlyWrt や iStoreOS などが一般的な選択肢です。
2
最新の IAMMETER-Docker リリースをインストールする
IAMMETER-Docker をローカルで実行すると、ルーターがエネルギー データを受信・保存し、必要に応じて IAMMETER-Cloud に転送できます。
3
IAMMETER メーターをルーターの Wi-Fi に接続する
メーターはルーターの AP に接続し、完全にローカルネットワーク内に留まります。
4
メーターのアップロード先をローカルの Docker サービスに設定する
http://{router_local_IP}:5050 のようなローカルアドレスを使用します。
データの取得方法

データを取得する 2 つの実用的な方法

オプション 1
ブラウザでのアクセス

http://{docker-ip}:5050/datalogger のローカルページを開きます。 既定の認証情報は admin / admin です。

データロガーのページから、保存された CSV ファイルを直接ダウンロードまたは削除できます。
オプション 2
USB での書き出し

ルーターに USB ポートがあり hotplug が有効な場合、USB ドライブを挿入すると最新の CSV ファイルが自動的にコピーされます。

現場が物理的に隔離されており、シンプルなオフライン受け渡し方法が必要な場合に役立ちます。
IAMMETER ソリューション

実プロジェクト向けのコンパクトなローカル記録構成

このソリューションは、IAMMETER のハードウェアとデータロガーモードの IAMMETER-Docker を組み合わせて、ローカル優先の監視経路を構築します。主な要件がリモートのクラウドアクセスではなく、信頼できるデータ保持である場合に特に適しています。

推奨構成

  • WEM3080WEM3080T / WEM3050T などの IAMMETER Wi-Fi エネルギー メーター
  • Docker 対応のローカルルーターまたは小型サーバー
  • Docker Hub の最新の IAMMETER-Docker イメージ
  • オフライン書き出し用のオプションの USB ストレージ

この構成が優れている理由

  • 継続的なローカル記録にインターネットは不要
  • 基本的な利用に複雑なサーバー環境は不要
  • CSV 出力は後で保存・共有・分析しやすい
  • ルーター型プロジェクトに収まる小型の構成
導入チェックリスト
1. ルーターのプラットフォーム
Docker 対応ルーターを選びます。OpenWRT 系が一般的で実用的です。
2. Docker の導入
公式イメージから IAMMETER-Docker をインストールし、ローカル LAN 内に配置します。
3. メーターの設定
メーターをルーターの Wi-Fi に接続し、アップロード先をルーターの IP(ポート 5050)に設定します。
4. データの取得
現場の運用に合わせて、ブラウザのデータロガーページを使用するか、USB で書き出します。
すぐに使える構成を希望する方のために、IAMMETER では元の機能紹介記事でプリコンフィギュレーション済みルーターのオプションも紹介しています。 お問い合わせ: support@devicebit.com
次のステップ

オフラインまたはハイブリッド記録プロジェクト向けの IAMMETER メーターを選ぶ

このソリューションを構築する準備ができたら、最適な IAMMETER メーターと導入方法の選択から始めましょう。 購入ガイドは、単相、三相、太陽光、ローカル監視などのシナリオに合ったハードウェア選びに役立ちます。

FAQ

IAMMETER-Docker データロガーモードに関するよくある質問

このソリューションはインターネットなしでも動作しますか?

はい。データロガーモードはオフラインでの利用を想定して設計されています。メーターの測定値はローカルネットワーク経由でアップロードされ、IAMMETER-Docker によってローカルに保存されます。

最小構成は何ですか?

基本構成には IAMMETER Wi-Fi メーター 1 台と、Docker 対応のルーターまたはサーバー 1 台で十分です。CSV を物理的に書き出したい場合は USB ポートがあると便利です(オプション)。

ローカルのデータロガーページを開くには?

ローカルアドレス http://{Local IP of IAMMETER-Docker}:5050/datalogger を使用します。 元の機能紹介記事で説明されている既定のログイン情報は admin / admin です。

これは IAMMETER-Cloud の完全な代替になりますか?

必ずしもそうではありません。このソリューションはローカル記録と CSV の取得に重点を置いています。シンプルなローカルデータ取得が主な要件となるオフライン環境や低コストの導入に最適ですが、クラウドアクセスも必要な場合は、IAMMETER-Docker がデータを IAMMETER-Cloud に転送することもできます。